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能祖すし桶製造所

香川県の伝統工芸品「讃岐桶樽」を作る、
能祖すし桶製造所のコーポレートブランディング。

香川県に根ざした伝統工芸品、讃岐桶樽。1965年の創業から半世紀以上、能祖すし桶製造所は厳選した国産素材にこだわり、職人の手によってすし桶・おひつ・風呂桶・まな板などの木製品を作り続けてきました。しかし近年、現代の生活スタイルの変化とともに桶の需要は年々減少し、その存在を知らない世代も増えています。確かな技術と品質を持ちながら、それが正しく伝わっていないことが課題でした。

そこで今回、ブランディングの観点から伝統を守りながらも現代の暮らしに寄り添う製品づくりをしている同社の魅力を、より多くの人に届けるため、名刺とコーポレートサイトの制作を手始めに取り組みました。サイトのデザインでは、小規模な会社ながらも信頼感と安心感を感じてもらえることを重視しました。職人の手仕事の温かさと、ブランドとしての誠実さが伝わるよう、余白や書体・色使いにいたるまで丁寧に設計しています。

能祖すし桶製造所 コーポレートサイト デスクトップ表示

能祖すし桶製造所は、香川県綾歌郡綾川町千疋に位置しています。ロゴに刻まれた「千」の文字は、この「千疋」という地名に由来しています。

香川県は瀬戸内海の温暖な気候に恵まれ、日本の中でも特に雨の少ない地域として知られています。この乾燥した気候は、木材をゆっくりと丁寧に乾燥させるのに適しており、良質な桶を作るための自然環境として理想的です。土地の風土が、職人の技とともに、能祖の桶づくりを支えています。

能祖すし桶製造所 外観

能祖すし桶製造所の工場外観。豊かな自然に囲まれた、静かで穏やかな場所に佇んでいます。

能祖すし桶製造所 先代・能祖稜一

写真中央は先代・能祖稜一。

道具 能祖

年季の入った道具たち。様々なサイズの鉋や木槌、金槌が、長年にわたって職人の手に寄り添ってきました。傷や汚れさえも、積み重ねられた時間と技の証。

工場内 能祖

工場内の風景。長年使い込まれた道具たちが所狭しと並び、職人の息遣いが今も色濃く残っています。

大量の桶 能祖

大量に積み重ねられた桶たち。

能祖すし桶製造所 2代目・田中祐太

能祖すし桶製造所は現在、先代・能祖稜一から2代目として田中祐太に受け継がれています。変わらぬ素材へのこだわりと、職人としての誠実な姿勢を受け継ぎながら、伝統の技を守り続けています。時代が変わっても、桶づくりへの真摯な向き合い方は変わらない。その精神が、一つひとつの桶に宿っています。

能祖 焼印

桶の需要が減少する現代、能祖すし桶製造所は新ブランド「NOUSO」を立ち上げました。桶づくりで培った技術と素材へのこだわりを活かし、新たな製品開発に挑戦しています。

YouTubeチャンネル「スキマにイストリヤ」の
ダリアさんにモデルをご協力いただきました。

能祖すし桶製造所 モデル撮影 ダリアさん 能祖すし桶製造所 桶を使った撮影シーン 能祖すし桶製造所 ちらし寿司シーン 能祖すし桶製造所 冷やしうどんシーン

「スキマにイストリヤ」のダリアさんは、チャンネル登録者数10万人以上を誇る人気YouTuberです。ウクライナ出身でありながら、日本の歴史や文化に対する造詣は日本人以上といわれるほど深く、その博識さと知性が多くの視聴者から支持を集めています。

彼女の持つ凛とした佇まいと、日本文化への深いリスペクト。そんなダリアさんの雰囲気が、能祖すし桶製造所の持つ品格や伝統の空気感ときっと重なると感じ、今回モデルをご依頼しました。

撮影では、職人による伝統的な桶づくりの工程を実際に体験していただいたほか、能祖の桶を使ってちらし寿司や冷やしうどんを手作りし、召し上がっていただくシーンも収めました。日本の食文化と職人の技が交わるその場に、ダリアさんの存在が自然と溶け込み、桶の持つ温かさと美しさを改めて引き出してくれました。